イケメン御曹司に独占されてます






「……。萌愛!!」


軽く頬を叩かれて重い瞼を開くと、そこには源兄ちゃんと、孝太の顔がアップでふたつ並んでいる。


「ふぇー?」


「お前、こんなとこで寝たら風邪ひくぞ」


まだふわふわした頭のままお腹の上に乗った孝太ごと体を起こすと、奥からおばさんがコーヒーを運んできてくれる。


今日は金曜日。

こうやって月に一度、立原家に呼ばれてご飯を食べる時には、都合が合えば慎兄ちゃんや源兄ちゃんも家族連れでやってくる。

今日は源兄ちゃんの家族がやってきて、賑やかな夕食になった。

源兄ちゃんは私より四つ上だから二十七歳。大学を卒業して直ぐにずっと付き合っていた彼女と結婚したから、既に二児のパパだ。
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