イケメン御曹司に独占されてます
おばさんの言葉を遮るような源兄ちゃんの声に、一瞬おばさんの顔が引きつった。
私の方はそんなことより、憧れのターくんがまさか同じ会社にいるかも!?という期待の方が優って、高鳴る鼓動が抑えられない。
「ほんとなの? ターくん、私と一緒の会社なの!?」
「え、ええと。確か……そうだった……わよね!?」
最後の方は曖昧に、話の引導を託すように源兄ちゃんに言い放つと、何故かおばさんは立ち上がってキッチンの方に行ってしまう。
「ね!? ホントにターくん、私と同じ会社なの!?」
今度は詰め寄るように源兄ちゃんを問いただすと、源兄ちゃんは激しく視線をキョロキョロさせて「う、うーん……」と曖昧に頷いた。
なんで?
どうしてもっと早く教えてくれなかったの!?
そんな理不尽なイライラを抑えながら、私はなおも興奮して源兄ちゃんを問い詰める。