Heaven~第ニ章~
その名前を聞いて驚いた。

クラクラと酸素が回らず上手く頭が働かない。


「……でも、学からは何も」

「そりゃ~言わないよ。蓮沼さんは前々から言ってたみたいだけど、学君は"大切な女が出来たから"って断ったんだって、それでその後にすぐチームを抜けるってなったみたいだぜ」


自惚れかもしれないけど、きっと私のことだ……


「引退式は幹部って形だったけど、蓮沼さんがOBに頭下げて学君を四代目にって、だからあのジッポは四代目の学君の所」


蓮沼と言い雅近と言い
学が居ないのに、私の中に学を色濃くして行く。


そして学も……
もう居ないくせにこうして優しさを感じさせてくれる。


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