Heaven~第ニ章~
「こないだまでは、こんなの無かったよな?おい!椿!」


獅朗は私を半回転させ自分と向き合わせた。


「こんなの入れるくらい桐谷が恋しいか?」

「え?」


そこには真っ赤な牡丹。
それを見て獅朗は桐谷と言った。
誰にも言ってないのに……


「何驚いてんだよ……あぁ、椿は知らなかったのか……」


私は学を知らないことばかり。



「……真っ赤な牡丹は桐谷の代名詞だ。真っ白な特攻服に真っ赤な牡丹……桐谷は有名だったからな」



フッと獅朗が笑いシャワーを止めた。


「もう、分かった……悪かったな」


そう言って私にタオルを渡し「とりあえず、着替え置いとく」とリビングへ戻って行ってしまった。



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