流れ星に4回目の願いを呟く時。
聞けば奇跡でも何でも無かった。由美子にも可愛い所がある。
由美子の想い人、幼馴染の原口祐樹さんはこのスキー場の双子の長男である。由美子と話していたのはその双子の弟の祐介さんの方で、去年までは遠い雪国のスキー場で修行していて、今年からやっと実家を手伝うようになったらしい。
去年は見なかったと思っていたが、そういうわけだったのだ。しかし双子の弟ならば、そっくりだろう。いや、それどころか家族でも無い由美子がよく気付いたことも驚きだ。
このスキー場が一昨年からひかり保育園で使われているのも、祐樹さんの両親と仲が良い由美子の斡旋があったからだと言う。
お目当の祐樹さんは何処かの町でインスラクターの修行中をしているらしく、未だ帰ってきていないらしい。
しかし、本当は由美子の願望が入っていたのだろう。もしかしたら、会えるかもしれないと言う。そして今年こそは、と思っていただろう。
「へえ。かっこいいじゃないですか。双子なのによく分かりましたね。」
熱の冷めないうちに鉄は叩くもの。
「分かるわよ。それに、双子だけどそんなに似てないから。」
そう言う由美子の顔は、何処にいるわけでも無い、好きな人の方向を向いていた。
由美子の想い人、幼馴染の原口祐樹さんはこのスキー場の双子の長男である。由美子と話していたのはその双子の弟の祐介さんの方で、去年までは遠い雪国のスキー場で修行していて、今年からやっと実家を手伝うようになったらしい。
去年は見なかったと思っていたが、そういうわけだったのだ。しかし双子の弟ならば、そっくりだろう。いや、それどころか家族でも無い由美子がよく気付いたことも驚きだ。
このスキー場が一昨年からひかり保育園で使われているのも、祐樹さんの両親と仲が良い由美子の斡旋があったからだと言う。
お目当の祐樹さんは何処かの町でインスラクターの修行中をしているらしく、未だ帰ってきていないらしい。
しかし、本当は由美子の願望が入っていたのだろう。もしかしたら、会えるかもしれないと言う。そして今年こそは、と思っていただろう。
「へえ。かっこいいじゃないですか。双子なのによく分かりましたね。」
熱の冷めないうちに鉄は叩くもの。
「分かるわよ。それに、双子だけどそんなに似てないから。」
そう言う由美子の顔は、何処にいるわけでも無い、好きな人の方向を向いていた。