私の小さな願い事
新選組の前方


数名が、配置を乱す

それを確信したよりは、歩きながら指揮官に指示する


御所まで、あと少し


「止まれ!!」


指揮官の指示に従うことなく

配置を乱した男らが、突っ込んできた


「斬るな!!捕縛だ!!」


よりの声が響く



三人の男を捕縛した


「何事だ!!無事か?」


一ツ橋公が籠から出てきてしまい


よりがすぐに一ツ橋公のところへ


「出てくるなって言っただろ!!
この馬鹿!!」


口が悪いのは、今が緊急事態だからだろう


「しかし……」

「仕事の邪魔すんな!!籠に入ってろ!!」


シュッ



何かが飛んできたが、よりが一ツ橋公を庇い

腕にそれが刺さる


「籠に入ってろ!!」


いくら言っても、一ツ橋公はよりから離れようとしない


ピィーーーーーーー



よりが笛を吹く


「全員動くな!!新選組!!
一ツ橋様の警護を任せる!!」


黒い忍達が四人現れた


「あちらに一人逃げた!追え!!」


忍二人が追う

そして、残りの忍によりが


「ごめん…毒にやられた」


そう言ってグラリ


二人に支えられ、意識を失う



より…



嘘だろ…




忍の一人が一ツ橋公のところへ


「のこのこと籠から出られたら、守りにくいんで、籠にお戻りを!!」


顔を隠しているが、よりといつもいる奴だ


呆然とよりを見つめたままの一ツ橋公


「藤原は、警護から外す」


よりが、忍二人に連れて行かれた



籠に戻り




その後は、無事に御所入りした





御所から二条城までは難なく帰れた




より…




よりが心配でたまらない









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