ワケありオオカミさんたちと強気赤ずきんちゃん
次の日の放課後、西岡先輩の教室の前で待ち伏せした。
今か今かと待っていたら教室がガヤガヤとうるさくなったから、終礼が終わったのだろう。
誰かが教室のドアを開けた瞬間、教室に入って西岡先輩を探しカバンを肩にかけようとしている西岡先輩の腕を掴んで
「先輩、ちょっと来てください!」
「はっ!?おい!」
西岡先輩の腕を引っ張りながら教室を出て、図書室のいつもの場所に行った。
「お前どうしたんだよ」
そこで初めてすごいことをしてしまったと自覚した。
「え、あのいや、ちょっと……」
「俺この後桜と用事あるから、早くしてくれね?」
先輩のこの言葉を聞いた瞬間、あたふたしていた私が一転、私の中で何かがプチンと切れた。