ワケありオオカミさんたちと強気赤ずきんちゃん
新入生だから校内をまだ把握してないみたいで、近くをぐるぐる回っていた。
「そこ右に曲がったら死角になるところがあるから、そこに隠れよう!」
「分かりました!」
右に曲がって、隅っこに隠れてナンパしてきた新入生がどこかに行くのをジッと待った。
足音が遠のいていって、やっとホッとできた。
「ありがとう、すごく助かった」
「困っているときはお互いさまですよ」
さっきまで顔をちゃんと見てなくて、改めて見たらすごくイケメンだった。
しかも、すごいな爽やかな好青年って感じ。
「時間大丈夫?そろそろ教室に行かないといけないんじゃない?」
「あ、そうですね。では、失礼します」