君のそばで会おう ~We dreamed it~
「え~~~、マジかよ~
誰と? 課の女の子達?
俺も一緒に行きたい」
可南子は想太に合コンに行く事は言わない方がいいと思った。
「無理だよ。
今日は、女の子達でガールズトークの日なんだから。
想ちゃんが来たら、何も話せなくなっちゃうでしょ」
「何時頃、帰って来る?」
「分かんない」
「可南子、男とじゃないよな?」
想太の目は、眼光鋭く可南子を見つめていた。
「男じゃないけど、もし、男の人と会っても、想ちゃんに何か言われる筋合いはないでしょ?」
「まあね。
分かったよ。
今日は、ガールズトークで盛り上がってきてください。
俺は、家で寝とく」
可南子は、嘘をついていることがとても心苦しかった。
でも、合コンなんて死んでも言えない・・・
「想ちゃん、もし早くに家に帰れたらLINEする。
今日、LINE登録したばっかりだもんね」