ブラックⅡ-想い-
佐伯リョクに掴まれた腕をに睨み付けながら目の前で足を止めたリュウガに
「別にー、ただ話してただけ」
佐伯リョクは小さく舌打ちを落とすと
私から腕を離した。
眉間にシワが寄せられたリュウガの顔は、綺麗なだけに普段よりもさらにオーラが漂い思わずゴクリと生唾を飲み込んでしまう
リュウガ…
なんか怒ってるの…?
「こいつにかまうな」
そう吐き出された声はやっぱりいつもりも低くて、怒っているんだということが伝わってくる。
「リュウガに言われたくないけどな」
楽しそうに軽そうな声を出した佐伯リョクはそのまま言葉を続けると
「そいつが心配で仕方ないんでしょ」
え?
「分かってる?それ、レイジの女」
さっき見た不気味な笑顔を貼り付けた