ブラックⅡ-想い-
「ねぇ!勝手に帰っていいの?」
そりゃあ私だって帰りたいし、こんな所と言ったらダメだけどこの場所にこれ以上レイジをいさせたくないとは思う。
だけどこんな勝手な行動が許されるのかなんて私に分かるはずも無く
「良いんだよ」
ただただ強引にいきなり帰ろうと言うレイジ。
嫌々来ていたのは分かってるけどこんないきなりどうしたって言うんだろう。
「ねぇ!でもお邪魔しましたくらい言わせてよ!それに私着物借りたままなんだけど!」
「無理」
そう言ってくるレイジは何だかどこか不機嫌で
「何でよ!」
「…たくねぇ」
「え?」
やっと玄関の前でピタリと止まったレイジは振り返りながら何かを発したけれど、その声は珍しいほど予想外に小さく聞こえずらくて
「見せたくねぇ…」
見せたくねぇ?
「他の奴に今のお前見せたくねぇんだよ」