美しき夜、北斗七星が輝く
「ミヨ可愛い
だけどトーマは地味」
「…莉々花」
んなストレートに言うなよ
白羽くん苦笑いじゃん
「ミヨしっかりしてる
トーマは男に見えない」
「……」
白羽くん心折るなよ?
「…莉々花」
「でもワタシは
トーマのイイナズケ」
ハッキリ笑みを見せないで言う莉々花
あたしも莉々花を見た
…逸らせない
真っ直ぐな青き瞳から
「ミヨにあげないもん
行こうトーマ」
「莉々花」
白羽くんが再び引っ張られそうになったのを止めた