美しき夜、北斗七星が輝く







「ミヨ可愛い
だけどトーマは地味」


「…莉々花」




んなストレートに言うなよ

白羽くん苦笑いじゃん




「ミヨしっかりしてる
トーマは男に見えない」


「……」




白羽くん心折るなよ?




「…莉々花」


「でもワタシは
トーマのイイナズケ」




ハッキリ笑みを見せないで言う莉々花

あたしも莉々花を見た

…逸らせない

真っ直ぐな青き瞳から




「ミヨにあげないもん

行こうトーマ」


「莉々花」




白羽くんが再び引っ張られそうになったのを止めた






< 149 / 271 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop