美しき夜、北斗七星が輝く







「はぁ…はぁ……」



体力には自信があったつもりだけど

やっぱり走り続けるのは困難で

あたしは階段の途中の踊り場で息を整えた





「……ゴホッ」


「!?」




上から聞こえた咳

上は確か…萌や柿沢くんと話した

あの屋上へ続く階段…

ロープが張られていた




あそこは…

滅多に人通りがない…!

あたしは深呼吸を1回して

ロープをくぐって階段を上った






あたしがいた踊り場から死角になる位置

階段の途中に白羽くんは座りこんで

酷い咳をしていた





「白羽くん!」


「ゲホゲホッゴホゴホッ…く……ゲホゴホガホッ……」


「大丈夫っ!?」





< 208 / 271 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop