イジワル社長と偽恋契約
未来へ
この結婚…嘘ですか?
夏も近づいた6月最後の土曜日。
時刻は深夜1時を過ぎた所…
眠れない私はベットに横になりながら、スタンドライトをつけてお気に入りの小説を読んでいた。
本を読むといつも眠くなるのに、今日はちっとも眠くならない…
明日は大事な日だから少しは寝ないといけないのに…
「…まだ起きてたの?」
すると、隣で寝ていた旭さんが眩しそうな顔をして起き上がる。
「ごめんなさい…眩しかったかな?すぐ消すね」
「いや俺もウトウトしてただけだから」
私の頭をポンと叩く旭さんは、後ろから私を抱きしめて首筋に軽くキスをする。
「早く寝た方がいいんじゃないのか?寝不足だと女は肌に出るとかって言うだろ」
「そうなんだけど…どうしても眠れなくて」
私の読んでいた小説本を手に取りペラペラとめくる旭さんの薬指には、
シンプルなシルバーの指輪が光る。
いつもそれを見る度にいつもドキドキしてしまう…
先月の5月5日に私達は無事に入籍。
その日は宏伸社長の誕生日だということで、
私がどうしてもその日に結婚したかったので婚姻届を出した。
もう「三井」ではなく「白鷺妙」になった私…
まだ自分の名前に慣れないが、旭さんはそのうち慣れるだろうと言っている。
時刻は深夜1時を過ぎた所…
眠れない私はベットに横になりながら、スタンドライトをつけてお気に入りの小説を読んでいた。
本を読むといつも眠くなるのに、今日はちっとも眠くならない…
明日は大事な日だから少しは寝ないといけないのに…
「…まだ起きてたの?」
すると、隣で寝ていた旭さんが眩しそうな顔をして起き上がる。
「ごめんなさい…眩しかったかな?すぐ消すね」
「いや俺もウトウトしてただけだから」
私の頭をポンと叩く旭さんは、後ろから私を抱きしめて首筋に軽くキスをする。
「早く寝た方がいいんじゃないのか?寝不足だと女は肌に出るとかって言うだろ」
「そうなんだけど…どうしても眠れなくて」
私の読んでいた小説本を手に取りペラペラとめくる旭さんの薬指には、
シンプルなシルバーの指輪が光る。
いつもそれを見る度にいつもドキドキしてしまう…
先月の5月5日に私達は無事に入籍。
その日は宏伸社長の誕生日だということで、
私がどうしてもその日に結婚したかったので婚姻届を出した。
もう「三井」ではなく「白鷺妙」になった私…
まだ自分の名前に慣れないが、旭さんはそのうち慣れるだろうと言っている。