よくわからない君が好きです。


そんな先生の声も今はなんにも怖くなくて、


「授業に集中できるようになって帰ってきますから!!」


そう告げると早足に教室を去った。


「永遠……おい!!お前どこまで行くんだよ?!」


「ねぇ、宇宙っ。」


泣き出しそうだった、今まで言えなかったこといっぱい言わなくちゃいけないのに。


「好き。」


大好き、私は
「宇宙に恋してるっ。」


歩く足が止まったと思ったら思いっきり後ろにひかれた。


唇に柔らかい感触がして彼いった。


「俺も、好き。」


Fin
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