鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「楽しかったわ、ありがとう。
これからも、美空ちゃんと、優斗の友達で、いてね?」

「え、あ、勿論です!」

わたしは、二人が仲良くしている姿を見るのが大好きなのだ。
勿論、友達でいる!
それを伝えると、ますます瀬田君のお母さんは嬉しそうに笑った。

「わたしもよ」

と。

ああ、美空のお母さんも、瀬田君のお母さんも、優しいな。
何だかますます嬉しくなって、心がほっこりとした。
わたしはお礼を言って、店を後にした。
外の風は冷たいけれど、心はとっても暖かだった。
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