鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「ははは、今日は楽しいなぁ!」

「そうね、お父さん!
美空ちゃんも楽しい?」

「はい、楽しいです!」

「もう、マジでなんなの? これ……」

げんなりする俺を置いて、盛り上がる食卓。
まぁ、美空が受けいられたのは良いとして……。
過剰すぎやしないか……。

ピンポーン……。

その時、不意に玄関のチャイムが鳴った。

「あら? どなたかしら?」

母さんがスリッパをパタパタさせて、玄関へ出向いた。
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