鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
恥ずかしくて話題を変えようとしたのか、そう言い出した美空は、墓穴を掘った。

「うちは姉さんが結婚適齢期なのよ。
で、昨日雑誌買ってきたの。

相手いないくせにね。
夢だけ見ちゃってんの。

全くちゃんちゃらおかしいってもんよ」

「……鈴木お前、姉さんにもそんな態度か……」

「いいのよ、それより美空!
ありさもって何よ!
も! って!
まさか美空、この変態と結婚を考えてたり……?」

「あっ……」
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