鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「う~……。
恥ずかしいから黙っておいたのに……。
もうバレたぁ……」

突っ立ったまま、カバンをギュッと抱きしめて恥ずかしそうに俯く美空。

「そんなんどっからかバレるに決まってるでしょ?
全国区の雑誌に載っちゃってんだから。
先に言っといてよね、驚きすぎて今朝お茶吹いちゃったわよ!」

おお、鈴木も飲み物吹くことあるのか。

「だって……。

あ、そ、そうだ。
ありさも結婚考えてるの?
どうして結婚雑誌持ってるの?」
< 379 / 434 >

この作品をシェア

pagetop