鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「美空、勿論行くわよ! 瀬田君にはメイクなんて無理でしょうし?
パーティ前にわたしがしてあげるから、更衣室から一緒よ、ね?」

「うん、ありさに任せるよ!」

俺がふらちな考えのクラスメイトをジト目で睨んでいる間に、そんな話がすすんでいたらしい。
くそ、美空と更衣室で二人きりの時間を、既に取られた……!

「ぷ。瀬田、早速先制攻撃受けてんの!」

高橋が笑って、皆も笑う。
なんだかんだと、暖かい良いクラスだった。
このクラスで、良かった。

俺と美空の第一歩は、このクラスメイトに囲まれて、教室を出ることから、はじまる……。
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