紙飛行機~ラブレターの想い~



青い空を隠した、夜の空。

影をもなくした地面。
一瞬一瞬の時の静けさ。


不意に吹いた風の異様な冷たさが、私の肌を滑っていく。


どこまでも続く空は、私たちを見下ろし何を思っているのか。

そのことがわからないまま、ずっと立ち止まっていた。



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