紙飛行機~ラブレターの想い~


「じゃあ、俺行くわ」

「あ、うん。バイバイ、また明日ね」

「おう、また明日」


千夜がいなくなった公園は、なんだか広く感じた。
まるで、空みたいだ。


ひとり残された私は、千夜が言っていた“あの日のこと”のことが気になって

ラブレターのこともあるせいか、心の中が重く感じた。


家に戻り夕飯を食べ終えた後、那智からメールが届いた。


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