双姫 Ⅰ

嵐の前の静けさ



ガララ


『……あれ?誰も居ない。』


保健室から戻って来た私達は教室に戻って来た。

でも、誰一人として居ない。


「本当だぁ~!え?皆もサボり??」


「そんな訳無いでしょう。
三限目は体育と書いてあります。
今頃グラウンドに居ますよ。」


『え!体育!?早く行こうよ!』


「あー?面倒だ…『行くよね?玲。』おう…。」


「朱音って体育好き?」


『だって、頭使った後の運動って良くない?
パソコンで授業受けた後の
手合わせって最高だったよ♪♪』


それって只のストレス発散…。by 双覇


『ほら、サッサと着替えて!』


「ちょ、ちょっと待って!」


私が早く早くと急かすから
慌てながら着替えようとする。

そして、私の前で脱ぎ出した。


『イヤーーーーー!!
なんでそんなに普通に脱ぐのー!!??』


「「「「「え??」」」」」


目の前には上半身裸の男達。


うわー…皆いい身体って私は変態か!


「朱音が「早く」って言ったんだろー?」


「言ってる事が矛盾していますね。」


『誰もオープンでなんて言ってない!!
あ~!私、廊下!廊下出とくから/////』


余りにも恥ずかしくて
私は服を持って廊下に出た。


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