大切なあなたと記憶。
「いえ、全然待ってません。
それよりありがとうございます」

「あぁ」

私はもう一度ベッドに戻り、近くにあったテーブルに鍋をおかしてもらって蓋を開けた。

中には美味しそうなたまご粥が入ってた。

「風邪でもないのに粥ってのは変かと思ったけど、食べやすい方がいいだろ?」

彼なりの気遣いが素直に嬉しい。

「はい、ありがとうございます。」

私はいただきます、といい少しづつ食べ始めた。

味はなんだか懐かしく、すごく美味しかった。

「美味しいで…あれ?」

感想を言おうとしたのに私の目からはなぜか涙が伝っていた。

「不味かったか!?」

彼は焦って聞いてくる。
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