貴公子?いいえ、俺様男です
「あら!貴女、マイセンが分かるの?」
私の隣にいた生徒さんが、話しかけてくれ、暫くマイセン談義で盛り上がった。
「また、お会いしましょうね。里菜ちゃん」
その生徒さん、井口さんは、他の奥さま方と一緒にタクシーで帰って行った。
ふと気付く。
「あの〜、つかぬ事を伺いますが、シュウさんって、あのお花のシュウさんですか?」
何本もの花を持って、アレンジする姿に見覚えがあった。
「ぶっ…!
うん。僕はここのオーナー兼フローリストだよ?」
ぶっははは…
シュウさん。笑い上戸だったんだ。
暫く笑い続けた。
「胡散臭い笑顔なんだけど、それが嫌味じゃなく似合って…一般人ではないな…と」
小さな私のつぶやきを拾ったシュウさんが、
「言うね〜、"花の貴公子"像を崩さない努力してんだよ。俺は」
あれ?シュウさん、口調が…?
私の隣にいた生徒さんが、話しかけてくれ、暫くマイセン談義で盛り上がった。
「また、お会いしましょうね。里菜ちゃん」
その生徒さん、井口さんは、他の奥さま方と一緒にタクシーで帰って行った。
ふと気付く。
「あの〜、つかぬ事を伺いますが、シュウさんって、あのお花のシュウさんですか?」
何本もの花を持って、アレンジする姿に見覚えがあった。
「ぶっ…!
うん。僕はここのオーナー兼フローリストだよ?」
ぶっははは…
シュウさん。笑い上戸だったんだ。
暫く笑い続けた。
「胡散臭い笑顔なんだけど、それが嫌味じゃなく似合って…一般人ではないな…と」
小さな私のつぶやきを拾ったシュウさんが、
「言うね〜、"花の貴公子"像を崩さない努力してんだよ。俺は」
あれ?シュウさん、口調が…?