強引な次期社長に独り占めされてます!
だいたい、主任は私が人見知りなのわかっているじゃないか。
それなのにイキナリ主任の友達にフレンドリーにされたって困るだけだってわかってもよさそうなものでしょう?
「主任も間違いなくいじめっ子ですよね……。私、いじめっ子は苦手です」
真面目な顔をして呟くと、主任も真面目な顔を返してきて……。
「それは初めて言われたなぁ。俺っていじめっ子か?」
最後はお友達さんを振り返った。
「知らねぇよ。とりあえず、早くテーブルにつけ」
苦虫を噛み潰したように主任のお友達は呟いて、さっさと歩きだしたからふたりでついて行く。
店内……なんだろうけれど、中は“インテリアに凝っているご自宅”といった風情。
ちょぴりアンティークな飾り棚の上に大きな花柄の花瓶。そこには大輪のバラの造花。白い壁には前衛的な抽象画。上を見上げると、昭和レトロな照明器具。
てんでバラバラだけど、どこか統一感があるのは風景に溶け込んでいるからなのかな?
案内されるままにテーブルについて、主任はお友達さんを見上げた。
「今日は友香ちゃんはいないのか?」
「人の嫁を軽々しく“ちゃん”付けで呼ぶんじゃねぇ。買い出しだよ」
そんな会話を聞き流しつつ、通された部屋の内装を眺めていく。
それなのにイキナリ主任の友達にフレンドリーにされたって困るだけだってわかってもよさそうなものでしょう?
「主任も間違いなくいじめっ子ですよね……。私、いじめっ子は苦手です」
真面目な顔をして呟くと、主任も真面目な顔を返してきて……。
「それは初めて言われたなぁ。俺っていじめっ子か?」
最後はお友達さんを振り返った。
「知らねぇよ。とりあえず、早くテーブルにつけ」
苦虫を噛み潰したように主任のお友達は呟いて、さっさと歩きだしたからふたりでついて行く。
店内……なんだろうけれど、中は“インテリアに凝っているご自宅”といった風情。
ちょぴりアンティークな飾り棚の上に大きな花柄の花瓶。そこには大輪のバラの造花。白い壁には前衛的な抽象画。上を見上げると、昭和レトロな照明器具。
てんでバラバラだけど、どこか統一感があるのは風景に溶け込んでいるからなのかな?
案内されるままにテーブルについて、主任はお友達さんを見上げた。
「今日は友香ちゃんはいないのか?」
「人の嫁を軽々しく“ちゃん”付けで呼ぶんじゃねぇ。買い出しだよ」
そんな会話を聞き流しつつ、通された部屋の内装を眺めていく。