君を想う【実話】


「あんた、旅行先で埋めてきてやろうか..」


「残念!俺は、そんなダルイの参加しません!」


竜は両手でピースを作り、満面の笑み


「はぁ!?羨ましい..」


瑠奈がブツブツ文句を言う横で、竜が行かないことに明らか落ち込んでいる様子の綾


「あっ!俺、もう帰らねぇと。じゃぁな瑠奈と愉快な仲間達!」


そう言って瑠奈の頭を撫でると、竜は教室を後にする


「竜は一途だね〜瑠奈のこと、昔から好きだもんね」


綾の気持ちを知らない静が、竜の後ろ姿を見つめながら呟いた


瑠奈が机の下で、静のスネを蹴る


「きゃあー!痛いぃ!」


悶絶する静


「ふふっ..瑠奈、平気だよ!私は、瑠奈のことを好きな竜くんを好きになったんだから!笑」


綾は笑いながら言った


なるほど、と状況を理解した様子の静にもう一発蹴りをいれといた
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