イカレポンチ


「もしもし。今電車なんだけど」

『知ってる。ママから聞いた』

「そーなんだ。なに?」

『駅で、待ってるから』



それだけ言うと電話は切れた。


きっとママは、ユウかダイから

話を聞いたんだ。



それで、今日のことも

ユウに伝えてたんだ。


だから、何も聞いてこなかったんだ。



「・・・・っ」


電車だから、泣くな。リン。


なんで、邪魔をするの。

頑張って、決断したのに。





どうして、揺るぐようなことをするの






それでも、

ママやダイの心遣いは嬉しかった。


リンだけじゃなにもできないし

後悔の固まりになってしまうところだったから。


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