砂糖菓子より甘い恋1
序章
桜の花びらが
幾つも 幾つも

はらり はらりと


散りゆくのを


ただぼんやりと眺めていたら



声が聞こえたの



助けて、と。




それは、きっと
哀しいお話。

その主人公の
声にならない叫び声。
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