砂糖菓子より甘い恋1
雅之がゆっくりと振り返った。
相変わらずの精悍な顔に、柔らかい笑みを携えている。
「先日は、こちらこそ失礼しました。
笛を溺愛していましてね。
ついかぁっと……」
言いつつ、毬の頬へと無骨な手を伸ばす。
「怖い思いをさせて、すまなかった」
壊れ物を扱うかのように、そおっと雅之の手が毬の頬を撫でた。
黒い瞳が、心の奥を見透かすかのように真直ぐに毬を見ていた。
後悔を含んだ切ない眼差しと、
優しさを湛えた甘い微笑み。
「心配していたのですよ。
痛みのあまり眠れなかったんじゃないかって」
「そ、そんなにやわじゃないので、だだだだ大丈夫……」
どうにも力が入らない。
とくん、と。
心臓が甘い痛みを持って跳ねた。
雅之は頬に当てた手を彼女の輪郭に合わせ動かし、ゆるやかに顎を持ち上げた。
慣れた手つきに、そのペースに、毬は飲み込まれていく。
「そんなに強がらないで。
ね?」
ゆっくりと、雅之の端正な顔が毬のほうへと近づいてくる。
相変わらずの精悍な顔に、柔らかい笑みを携えている。
「先日は、こちらこそ失礼しました。
笛を溺愛していましてね。
ついかぁっと……」
言いつつ、毬の頬へと無骨な手を伸ばす。
「怖い思いをさせて、すまなかった」
壊れ物を扱うかのように、そおっと雅之の手が毬の頬を撫でた。
黒い瞳が、心の奥を見透かすかのように真直ぐに毬を見ていた。
後悔を含んだ切ない眼差しと、
優しさを湛えた甘い微笑み。
「心配していたのですよ。
痛みのあまり眠れなかったんじゃないかって」
「そ、そんなにやわじゃないので、だだだだ大丈夫……」
どうにも力が入らない。
とくん、と。
心臓が甘い痛みを持って跳ねた。
雅之は頬に当てた手を彼女の輪郭に合わせ動かし、ゆるやかに顎を持ち上げた。
慣れた手つきに、そのペースに、毬は飲み込まれていく。
「そんなに強がらないで。
ね?」
ゆっくりと、雅之の端正な顔が毬のほうへと近づいてくる。