『ゆる彼』とワケあり結婚、始まりました。
メグが聞いたら、絶対によせって言うだろう。だけど、あたしはその言葉を完全に間に受けた。
「だったらお願いします!あたしのこと、ギューと抱きしめて下さい!」
お見合いの席だけど、既にお見合いでも何でもなくなってきた。
いきなり運命の人に出会った様な感覚で、あたしは彼の側に寄っていった。
「いいですか⁉︎ いきますよ」
変な言葉に受け取らないで欲しい。
あたしはただ、癒されたいだけだーーー。
……フワッと空気が広がった。
私の付けてるフローラルと、久城さんの手首から漂うミントに似た香りとがミックスされて、何とも言えない安心感が漂った。
(不思議だ…。まるでお年寄りに抱きつかれた時みたい…)
背中に巻かれた腕が、あたしをソフトに抱き寄せる。
彼氏でも肉親でもない人なのにホッとする。
こんな人、もう二度と決して会えないかもしれない……。
「久城さん……」
うっとりと彼の肩を抱き留めて、あたしは自分の妄想の中に佇んだ。
そして、その妄想を炸裂させたまま、彼に申し込んでた。
「あたしと……結婚して下さい……」
後にも先にも絶対にない『ゆる彼』との出会い。
「ワケあり結婚」に繋がっていく出会いは、こうしてスタートしていったーーー。
「だったらお願いします!あたしのこと、ギューと抱きしめて下さい!」
お見合いの席だけど、既にお見合いでも何でもなくなってきた。
いきなり運命の人に出会った様な感覚で、あたしは彼の側に寄っていった。
「いいですか⁉︎ いきますよ」
変な言葉に受け取らないで欲しい。
あたしはただ、癒されたいだけだーーー。
……フワッと空気が広がった。
私の付けてるフローラルと、久城さんの手首から漂うミントに似た香りとがミックスされて、何とも言えない安心感が漂った。
(不思議だ…。まるでお年寄りに抱きつかれた時みたい…)
背中に巻かれた腕が、あたしをソフトに抱き寄せる。
彼氏でも肉親でもない人なのにホッとする。
こんな人、もう二度と決して会えないかもしれない……。
「久城さん……」
うっとりと彼の肩を抱き留めて、あたしは自分の妄想の中に佇んだ。
そして、その妄想を炸裂させたまま、彼に申し込んでた。
「あたしと……結婚して下さい……」
後にも先にも絶対にない『ゆる彼』との出会い。
「ワケあり結婚」に繋がっていく出会いは、こうしてスタートしていったーーー。