『ゆる彼』とワケあり結婚、始まりました。
「おめでとう、愛理!」
母の愛子からそう言われて「何のこと?」と聞き返した。
母と叔母さんは呆れたような顔をして、もう一度さっきと同じ言葉を繰り返した。
「うそ……」
驚いたまま、しばらく言葉を失った。
あんな失態を見せた上に、逆プロポーズまでしたあたしをお嫁にしてくれるって⁉︎
しかも、今すぐ⁉︎
マジで⁉︎ ホントに……⁉︎
「久城さんはね、愛理ちゃんがとっても可愛いって褒めてたわ。今時あんなに自分に素直な人、見たことないって。
一緒に暮らしたらさぞ楽しいだろうって。考えるだけでもワクワクするって言ってたわ。良かったわねー愛理ちゃん、おめでとう!」
手を握りしめて喜ぶ叔母さんの顔を見つめながら茫然としてしまった。
信じられなくて、自分で自分の頬をつねった程だ。
(痛いっ!…痛いってことは、事実ってことだよね⁉︎ あの人がホントに、あたしを奥さんにしてもいいって言ったくれた…ってことだよね⁉︎ あんな失態晒したのに…逆プロポーズまでしたあたしなのに……)
ぼろぼろと涙が溢れ始めた。
結婚が決まったことよりも何よりも、あの『ゆる彼』にもう一度会えることが嬉しい。
毎日一緒に暮らせる。
毎日、あの人に会える。
そして何より、毎日ハグし合える!
それが、一番嬉しいっ!!
母の愛子からそう言われて「何のこと?」と聞き返した。
母と叔母さんは呆れたような顔をして、もう一度さっきと同じ言葉を繰り返した。
「うそ……」
驚いたまま、しばらく言葉を失った。
あんな失態を見せた上に、逆プロポーズまでしたあたしをお嫁にしてくれるって⁉︎
しかも、今すぐ⁉︎
マジで⁉︎ ホントに……⁉︎
「久城さんはね、愛理ちゃんがとっても可愛いって褒めてたわ。今時あんなに自分に素直な人、見たことないって。
一緒に暮らしたらさぞ楽しいだろうって。考えるだけでもワクワクするって言ってたわ。良かったわねー愛理ちゃん、おめでとう!」
手を握りしめて喜ぶ叔母さんの顔を見つめながら茫然としてしまった。
信じられなくて、自分で自分の頬をつねった程だ。
(痛いっ!…痛いってことは、事実ってことだよね⁉︎ あの人がホントに、あたしを奥さんにしてもいいって言ったくれた…ってことだよね⁉︎ あんな失態晒したのに…逆プロポーズまでしたあたしなのに……)
ぼろぼろと涙が溢れ始めた。
結婚が決まったことよりも何よりも、あの『ゆる彼』にもう一度会えることが嬉しい。
毎日一緒に暮らせる。
毎日、あの人に会える。
そして何より、毎日ハグし合える!
それが、一番嬉しいっ!!