〔B L〕朽ちた無花果
ガラッ
「せーんせ!」
「わっ!わわっ、わーっ!!」
ガターン…
いっっ…
「センセ、大丈夫ですか?」
「ああ、平気だよ…」
いきなり入ってきた看護婦さんに驚いて、僕は椅子ごと後ろに倒れてしまった。
「いっつー…!
ごめんごめん、それで用件は?」
「あーいや、先生『マヤ』って知ってます?」
今日はよく聞くな、マヤさんを。
「知ってるよ、佐那斗君が好きだって言ってたからね。
僕もちょうど、今調べてるところなんだ。」
「そうなんですか!?
そりゃー丁度いい!
これ、マヤのコンサートチケットです!
しかも二枚。
あたしいけなくなっちゃったんで、先生にあげようと思って!」
「本当?
嬉しいよ、ありがとう!」
「そのかわりー、今度駅前のうな重奢ってくださいね?」
「うっ…そんなに高いの?
このチケット。」
「ファンが多すぎて販売から2分で無くなるんですよ?」