夢と現実が消える時
嫌な現実
小さい頃から私は変わっていたと思う。
馬鹿みたいだが、この今いる世界が現実だと思えなかったのだ。これは夢でいつか本当の私が目を覚ましたら一瞬で忘れてしまう。そんな夢。周りからは散々馬鹿げてると言われた。だけど、いっそこんな世界なら、君がいない世界なら覚めてしまえばいいと思ってしまう。2年前、君がいなくなってからそれさえ止めてくれる人がいない、いないんだ。家族だってとうの昔に病気で亡くなってしまった。今日、私は20になった。
何となく生きてしまっているが、今でもふと思ってしまうんだ、








こんな夢はいつか覚めると
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