この度、友情結婚いたしました。
「それをお前が言うか?言っておくけどなぁ、これは不可抗力だからな!」

「……不可抗力?」

「あぁ!酔っ払ったお前を運んでやったら、そっちが俺の身体をがっちり掴んで離してくれなかったんだよ!……そうしたら親父達が、夫婦なんだからそのまま寝ればいいとか言い出しやがって、どうしようもない状況だったんだよ」

「嘘でしょ?」

「嘘なわけあるか!」


すさかず突っ込まれるも、信じられない真実に頭を抱えてしまう。


最悪、バカ、アホ。


汚い言葉で何度自分の罵っても足りないくらいだ。


意識がなかったとはいえ、なんで春樹の身体を離さなかったのよ。
あり得ないんですけど。こいつに抱き着いたまま寝てしまったなんて……!

なに?酔っていた自分!もしや抱き枕的な存在だったわけ?


だからってこれはあんまりな話だ。

春樹の身体をがっちり掴んで離さなかったなんて!
おまけにその状況を、両親達にも見られてしまったかと思うと……!あぁ、もう穴があったら今すぐすっぽり収まって閉じこもりたい。
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