この度、友情結婚いたしました。
「お前らって昔からそうだったよな。いっつもくだらねぇことで喧嘩して。今回もきっとそうなんだろ?」

「……うん」

幼少期を共にしてきた琢磨には嘘なんてつけない。

今朝のことだって他人から見たら、下らない事だし。もちろん当事者の私にとっては全く下らないことじゃないけど。


「相変わらずなんだな」

「え……あーうん、そうかも……?」


相変わらずもなにも、昔となんら変わっておりません。


「ふーん、まっ!まどかが幸せなら別にいいけど」

「え?」

なにその意味深な言葉は。
私が幸せならいいってどういう意味?……昔、自分が浮気して傷つけたから?


「さっさと仲直りしろよ」

「うん」

聞きたかったけど、聞けなかった。
なんとなくだけど、聞いてはいけない気がしちゃったから。


まさかの再会を果たして以前のように話せているのに、ここで私がそんなこと聞いちゃったら、この関係は変わってしまう気がしちゃったから。
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