とある悪女の物語。









いや、感情的になれないのかもしれない。




「私じゃ、ダメかぁ」





今にも壊れて消えてしまいそうな茉莉。





貪欲になれば何でも手に入りそうなものなのに。




まだ決して涙を見せない儚い彼女は、愛に飢えて人一倍臆病なのだ。








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