姫と年下王子たち
すると…。
「俺をだれだと思ってんだよっ」
絢斗は優しく微笑んだ。
しかしその顔は、どこか悲しそうな表情にも見えた。
「俺は、ひなの幼なじみだぞ?」
「…ふふ、なにそれ。答えになってないよ…」
「なってるよ。小せぇ頃からいっしょなんだから、ひなが行きそうな場所くらいわかるって」
自慢気な表情の絢斗。
…実は、絢斗があたしを探しにこの河原へきたのは、今日が初めてではなかった。
「俺をだれだと思ってんだよっ」
絢斗は優しく微笑んだ。
しかしその顔は、どこか悲しそうな表情にも見えた。
「俺は、ひなの幼なじみだぞ?」
「…ふふ、なにそれ。答えになってないよ…」
「なってるよ。小せぇ頃からいっしょなんだから、ひなが行きそうな場所くらいわかるって」
自慢気な表情の絢斗。
…実は、絢斗があたしを探しにこの河原へきたのは、今日が初めてではなかった。