姫と年下王子たち
絢斗はピアスを握りしめると、思いきり川に向かって投げ捨てた。


「…あっ!!」


あたしの声はもう遅く、川からポチャンポチャンという水音が聞こえた。


「なにするのよ、絢斗…!!せっかく…、せっかくコウタからもらったプレゼントだったのにっ…!!」



あたしとコウタは、誕生日もクリスマスもまだ共に過ごしていなかった。


だからあたしは、コウタからプレゼントをもらったことがなかった。
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