姫と年下王子たち
「そんなに高いヒールで走ったら、転けるよー!」


と言う、由香里の忠告が耳に届いた直後に、あたしは足をつまずいて転びそうになった。


「ひな、大丈夫…!?」


由香里は黒髪をなびかせて、あたしに駆け寄ってきた。


この緩くウェーブのかかったロングヘアが似合う女の子が、由香里。

あたしが大学に入って、一番初めに友だちになったコ。


あたしよりも背が高くて、スタイルがよくて、うらやましい。
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