姫と年下王子たち
このとき初めて、カクテルがチューハイよりもアルコール濃度が高いことを知った…。
「バカじゃん」
「…すみません」
長谷川くんに叱られると、なぜだか惨めな気持ちになる。
「それで、カズヤさんがタクシーで送ってくれることになって…」
「へ~。あの男、“カズヤさん”って言うんだっ」
…えっ、カズヤさんのこと知ってるの…!?
「…もしかして長谷川くん、カズヤさんと会ったのっ!?」
「バカじゃん」
「…すみません」
長谷川くんに叱られると、なぜだか惨めな気持ちになる。
「それで、カズヤさんがタクシーで送ってくれることになって…」
「へ~。あの男、“カズヤさん”って言うんだっ」
…えっ、カズヤさんのこと知ってるの…!?
「…もしかして長谷川くん、カズヤさんと会ったのっ!?」