姫と年下王子たち
ぼんやりと、アナウンスの声が俺の耳に入る。


「絢斗、お前が取りに行けよ!主役なんだから!」

「そうだよ!あんなにがんばったんだから!」


クラスのヤツが絢斗の肩を揺する。


てっきり、「当然俺がっ!」と言うと思っていたら…。


「…いや。俺は、行かなくていいや…。…ほかのヤツが行ってくれ」


あの目立ちたがり屋の絢斗が、賞状授与を断った。


「「…えっ⁉︎」」
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