姫と年下王子たち
…“他県”の白樺高校だと。



「…そうだっ!あたし、次の授業早めに行かないといけないから、先に行くね!」


あたしは絢斗と桔平くんにそう言って、席を立った。


「えっ!?早めにっつっても、今きたところだろ!?次の授業まで、30分以上もあるぞ!?」

「そうやで!まだ、なんも食べてへんやんっ」


2人は呆然として、あたしが荷物を片付ける様子を眺めていた。
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