姫と年下王子たち
たぶん絢斗のことだから、大学生に見られたことがよほど嬉しかったのか、つい調子に乗ってしまったのだろう。


首からかけている体験授業生のカードに、早く気づいてほしい。



「うわっ、すっごいイケメン!」

「え?…ホントだっ!!」

「どれどれー?」

「キャー♪超、かっこいい~!!」


いつの間にか、次々と教室に入ってくる学生に、俺たちは周りを囲まれた。
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