姫と年下王子たち
俺たちは気づかれないように、秋月さんの後ろに回り込んだ。


こんなに近づいて気づかないなんて、ほんとバカだな。


つい、笑いそうになってしまう。


絢斗はそっと、秋月さんの背後から手を伸ばす。


「メグもなに言ってるのー。絢斗が大学になんて、いるわけがー…」


そのとき、絢斗が秋月さんを目隠しした。


「だれが、大学になんているわけがないって?」
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