姫と年下王子たち
隣から、気持ちよさそうな寝息が聞こえてきた。


初めての大学、初めての授業にも関わらず、絢斗は腕を枕にして爆睡していた。


この光景は、いつもの高校にいる絢斗となんら変わりはなかった。


普段とは違う環境にも関わらず、絢斗のマイペースにはほんとに感心する。



キーンコーンカーンコーン…


ようやく、授業終了のチャイムが鳴った。

腕時計を見ると、1時間半が経過していた。
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