姫と年下王子たち
天井の穴からは、満月に近い月が顔を出している。


…どうやらここは、廃虚となった倉庫のようだ。


周りには、大型トラックに使われるような大きなタイヤやドラム缶が転がっていた。

そこに、腰をかける人々。


みんなタバコを吸っていて、吸いがらを地面に落として、乱暴に足でねじ消していた。


倉庫内は薄暗いけど、月明かりに照らされたところは、まるでスポットライトが当たったようによく見える。
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