姫と年下王子たち
逆転されてしまったからこそ、さらに応援に力が入る。


だけど、そんなあたしの応援も虚しく、さらにミスが続く。


絢斗のスパイクも、桔平くんのサーブも、長谷川くんのブロックも、…すべて決まらない。


一時、5点差まで引き離された。

マッチポイントを先に握ったのも、向こうのチームだ。


ここまでかっ…と思われたが、粘りを見せてなんとかデュースに持ち込んだ。
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