姫と年下王子たち
「なーんだ、バレちゃったかっ」


反省の色は見せずに、開き直った態度を取る笹野くん。


「せっかく保健室の鍵をかけておいたのに、美姫のヤツ、声でけぇんだもんな~」


信じられないっ…。


絶句するあたしをよそに、笹野くんはあたしに歩み寄る。


「でも、バレたのが秋月ちゃんでよかった」


そして舌なめずりをして、あたしを見下ろした。


「このこと、上に言うつもり?」
< 3,101 / 3,957 >

この作品をシェア

pagetop