姫と年下王子たち
事のすべてをさらけ出し、自分の正体があたしたちにバレてしまった笹野くんは、もうなにも隠すつもりはないようだった。


これでもかってほどに、暴言を吐き捨てる。


「てめぇ、今すぐその口ー…」

「…待って、絢斗っ!!」


指をポキポキと鳴らし、笹野くんに歩み寄る絢斗の前に、あたしは飛び込んだ。


「ひな、邪魔すんなっ!」

「絢斗…、暴力はダメだよ!」
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